はじめに
こんばんは。きつねうどんです。
今日はとにかく右膝に負担をかけないように細心の注意を払いながら進む日でした...
正直リタイアも考えるほどでしたが、とりあえずいけるところまでいこうということで進んだのが今日であります。過去一キツかったかもしれない...
この10日目の記事が初めて見たきつねうどんの記事という方に向けて平たく説明をすると東海道五十三次の宿場を回りながら東京から香川まで歩いて帰ろうとしている者です。
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本日の経路
本日の経路は以下の画像の通り。
歩行経路① 08:15快活クラブ浜松店→11:30舞坂宿
一昨日から痛かった右ひざですが、一向に治る気配がなく今朝を迎えました。膝が曲げられないとまともに歩くことができないですし、動かす度にかなり痛かったため、リタイアを視野に入れ始めました。
しかし、引きずりながらでも進めなくはなさそうだったので、いったんいけるところまでいくことに。
ただ、なるべく体への負担を減らすために文明の力を一つお借りし、衣類などの切り詰めれば必要のないものを実家に郵送することに。
特にモバイルバッテリーは2つも必要なかった上、かなり重かったので真っ先に送ることを決めました。
そして痛い足を引きずりながら、本日の行程スタートです。
途中でトイレを借りたセブンイレブンで今の体に不足しているであろうビタミンCを取り込める栄養ドリンクを購入。
その後、道中にさわやかを見つけたためせっかくならと寄ることに...しかしこのさわやかは11時オープンだったためまだ開店前でした...今日中には静岡を抜けてしまうのに結局1週間あった静岡横断で一度もさわやかを食べられず...
その後67番目の一里塚を超えます。
そして2本目の栄養ドリンクをキめて舞坂宿に到着です!
歩行経路② 12:00舞坂宿→13:00新居宿
舞坂宿から新居宿までは浜名湖の南側にある橋と弁天島を超えて進むのですが、なんにせよ風が強い...!
膝のこともあり、精神的にもかなり参っていたので風に対してさえもキレはじめます。心に余裕など持てません。
弁天島駅から新居町駅までJRでスキップすることも検討しましたが、さすがにそれをしてしまうとゲームオーバーなので我慢して歩きます。橋を渡っている間何度新幹線や在来線にさえも抜かれたことやら...
そしてなんとか新居宿にたどり着きました。昔はここに関所があったようです。また、ここにもこれまでの旅路では3か所目の高札場跡の再現が!日本橋を出発したころは高札場という言葉さえも知らなかったのにこれまでの旅路でいろいろ学んだ結果、こういったちょっとしたことでもうれしくなるようになりました。
歩行経路③ 13:15新居宿→14:10白須賀宿(旧)
新居宿を出て白須賀宿に行くまでの間は坂があるとの情報を得ていたので地元のスーパーで腹ごしらえ。
道中で食べる用にパンも買いましたが、結局食べずじまい。明日の朝食べます。
新居宿から歩いて比較的近い場所に白須賀宿の文字があり、そんなものかと思っていたのですが、後述するおんやど白須賀で係の人に話を聞くと、1700年ごろまでは海沿いに宿場町があったが、大地震による津波で壊滅的な被害を受け、今の高台に新しく宿場を作ったのだとか。それも2年程度で完成したらしく、これは白須賀宿が幕府の管轄だったため、急ぎで復興作業が進んだためのようです。
海側にある旧白須賀宿から山の中にある新白須賀宿までは当然ですが坂を上らなければなりません。膝を負傷しているこの状態の坂はかなり響きます。ただここで諦めたらおしまいだよな...まだいける...の精神で上ります。また、上る前にここまで一緒に頑張ってきた(と勝手に僕が思っている)鏡音レンくんのふわぬいに向けて短歌詠むなどしました。自然と松尾芭蕉のようなことをしていますが、芭蕉も自然と詩を口ずさんでしまったのでしょう。
まあまあ急な潮見坂を気合で登り切ります。そして前述のおんやど白須賀という白須賀宿の歴史資料館でトイレを借り、中を見学。
白須賀宿もかなり風情のある街並みをしています。また、途中に小学校と中学校があるのですが、登山をしている人間に対して皆が"こんにちは!"と挨拶をしてくれ、なんと気持ちの良い場所なのだろうと感じました。将来的に子育てをするのであれば、このような場所に住みたいと強く感じました。(きつねうどんが結婚できる未来が来ないなんて言わないで...)
歩行経路④ 15:10白須賀宿(新)→16:30二川宿
白須賀宿を抜け、目指すは二川宿です。実は白須賀宿が静岡県最後の宿場町!京都側の見附を抜け少々歩いたところにとうとう"愛知県豊橋市"の文字が...!!!!
長かった...
3月7日に箱根峠で静岡県入りしてからのべ6日、ほぼ1週間かけてとうとう愛知県入りです!着実に進んでいます!
愛知県に入り、ここからは1号線に沿ってしばらく下ります、が、ここでも風にやられます。風の強さの目安の旗が地面と平行になるほどには風が強く、さらに向かい風ときたものですから、相当しんどかったですね...ただ太陽が出てくれていたため、太陽の熱で温められながら風で冷やすというサイクルができていたのは不幸中の幸いです。
そして途中のファミリーマートで3本目の栄養ドリンクを買い(何本飲むねん)、
二川宿に到着です!
二川宿を今風の一言で言うと"エモい"、ただそれに尽きます。
まず、町ぐるみで二川宿を盛り上げようとしているところに好感を持てました。二川宿のほとんどの家々には下記のようなのれんがかかっています。
また、わざわざ雰囲気を残すために新しく建った家でさえも過去の趣を風化させないようなデザインがほどこされているなど、気合いの入り方が違います。
ここはぜひ再訪したい場所ですね。
歩行経路⑤ 17:00二川宿→23:10吉田宿(快活クラブ豊橋新栄店)
そんな二川宿を後にし、今日の目的地である吉田宿に向かいます。
ただ疲労困憊、左足も負担がかかりすぎて筋肉痛が起きていたので、途中にある銭湯で休憩します。
ところでこれまで銭湯などみじんも行っていなかったのですが、このように一日中歩き回って汗ダラダラ、寝床が快活で8時間パックにするために時間を潰すという条件が整ったときにはかなりいい場所だと感じました。
今日も3時間ほど耐久し、体の疲れを取り、吉田宿に向かいます。
ちょうど吉田宿本陣跡に差し掛かろうとしたとき、フォロワーのろてさん(@ROTE0_Len_Len)さんから連絡が。近くにいらっしゃるとのことなので急遽応援にかけつけてくれました!
そしてご飯までおごっていただき最後は快活まで送ってくださる優しさ...明日も頑張れます。また膝のことも詳しいようでしたので、いろいろとアドバイスをいただきました。ありがとうございます!
本日の歩行距離と歩数
歩行距離は合計45km
歩数は57812歩
貯まったJALマイル
かかった金額
食費
0円 朝ごはん
615円 昼ごはん+お茶
1621円(内支援金1621円) 晩ごはん
419円 酒
140円 栄養ドリンク
181円 栄養ドリンク
160円 栄養ドリンク
宿泊費
2640円 快活クラブ豊橋新栄店
その他
1040円 レターパックプラス×2
850円 温泉
合計
7666円(内支援金1621円)
感想
結局45kmの間、右足を引きずり続け(厳密には曲げると痛かったので、曲げないように右足を前にやるときは外側に蹴りだすようにして歩いていた)、なんとか無事に宿にたどり着きました。
今朝浜松を出るときは本当にやめるか、予定をずらして休息の日を入れるかで考えていましたが、とりあえず今日の歩行を始めてみて、最初は時速3~4km出ていたので、"よしいける...このままのペースでちゃんと歩き続ければ22時には豊橋に着く..."というポジティブ思考に徐々に持っていけたのが大きかったと思います。論理的に考えて(?)そのままの速度を保ち続ければ、100%到着できるという考え方ができる自分のことは素直に褒めてあげたいものです。
明日もこの調子でいったん左足に負担をかけながら行けるところまで頑張ってみましょう。今日の歩き方なら右膝は痛いどころかむしろ痛さはマシになった気がするので...
ただ万が一両ひざともやられた場合は清くリタイアすることをここに宣言します。(けどこれ実家まで残り50kmとかだったらそのまま継続しそうな気がする...)
まあ明日もできるところまでがんばろー
明日の経路
予定は以下の通り。
快活クラブ豊橋新栄店→㉟御油宿→㊱赤坂宿→㊲藤川宿→㊳岡崎宿→快活クラブ岡崎大樹寺店
約33km
ではまた明日のブログでお会いしましょう!