はじめに
こんばんは。きつねうどんです。
この8日目の記事が初めて見たきつねうどんの記事という方に向けて平たく説明をすると東海道五十三次の宿場を回りながら東京から香川まで歩いて帰ろうとしている者です。
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前回の記事はこちら
東海道五十三次旅7日目 ~丸子宿から藤枝宿~ - kitsune_39の日記
本日の経路
本日の経路は以下の画像の通り。
歩行経路① 10:45快活クラブ島田店→11:20島田宿
昨晩の快活クラブの部屋の温度調整が冷房−50℃に設定されていたため全く寝れず最悪のスタートです。−50℃は言い過ぎですが本当にそれくらい寒くて苦活クラブでした。
元々の予定では07:00には出る予定だったのですが、結局できる限りちゃんと休むために3時間弱遅らせての出発。
程なくして歩いた場所に島田宿があります。
歩行経路② 11:50島田宿→12:25金谷宿
島田宿を出て旧邸宅の横を通り大井川に差し掛かります。
大井川橋上はかなり風が強く帽子が飛ばされないか心配になりながら渡りきります。
大井川橋は1km以上もあるようで、かつては以下の画像のように人力で渡っていたようですが、いくら担ぎ手が慣れている優秀な人材であったとしても乗っている側は気が気じゃないほど怖かったとかなんとか。
そして大井川橋を渡りきってから5分もしないうちに金谷宿に到着です。
ここは川があった関係で島田宿と金谷宿の距離がかなり近いんでしょうね。
歩行経路③ 12:35金谷宿→15:00日坂宿
大井川を超えて金谷宿に入ったわけですが、その名の通り大井川鐵道がそばを走っています。
大井川鐵道はトーマス塗装の列車を走らせ思いっきり山を登っていく鉄道会社ということは知っていましたが、そもそも使用している車両も古そうなものが多く、とてもユニークな鉄道会社だなと感じました。
大井川鐵道の本社がある新金谷駅に寄り道をし記念きっぷを購入。
この時点で13:00を回っていましたが今日中に見付宿(磐田市)までたどり着くのか不安になりながら、旧東海道の石畳を登っていきます。
箱根を思い出させる石畳ですね。
東海道五十三次の経路上において、石畳を復元しているのは3箇所しかないのだとか。
あと1箇所についても説明のボードに書いていたのですが、忘れたので道中で出てきたら紹介します。
石畳を通るルートはかなり短く、「なんだ余裕じゃん」と思い棒を返却。
しかし本当の峠越えはここからでした。そうとも知らずにほんとバカなことをしたもんです…知らずに行動をすることの恐ろしさがわかりますね。
次に来る急坂を目にし、再度竹を調達しようとしたのですが、枝がかなりついており使い物にならなさそう……そういうときはこれを…
こうじゃ!
一度枝を折ってクルクル回せば自然と取れることを学びました。多分一生使わないでしょうこの知識。
そして登りきり嬉しくなって自撮りをするぼく
いい顔してますね。どんどん逞しくなっている気がします(自分で言うな)
そして2時間以上かけて日坂(にっさか)宿に到着です!
日坂宿は街ぐるみで風景を残そうとしており、とても好感が持てました。
きつねうどんイチオシはこれ!高札場跡すらも当時の様子を再現しており、これには感激しました。
ここまでで箱根宿と日坂宿の2つの宿場町でしか高札場を再現している場所はありませんでした。箱根はよく知られている場所のため観光地として高札場を再現するのはわかるのですが、箱根ほど知られていないここ日坂でこのように再現されているのは感動です。週末は色々観光案内所も開いているようなので、時間があるときに再訪したいと思います。
そして日坂宿を抜ける直前で美味しそうな匂いが…!かつてより続くパン屋のようで、ちょうどお腹も空いており購入。
メロンパンがふわもちでコンビニのパンにはない美味しさ。
高いお金を払うだけの価値があります。
歩行経路④ 15:20日坂宿→16:40掛川宿
とても良い雰囲気を見せてくれた日坂宿に別れを告げ、次の目的地である掛川宿に向かいます。
日坂宿を抜けて10分ほど歩いたところに道の駅掛川がありました。経路からは若干外れるのですが、せっかくなら…と道の駅きっぷを購入。
本当に時間大丈夫なんですかねえ…
途中一里塚跡を通り
掛川宿に到着です。
掛川宿の入り口は七曲りという面白い構造をしています。
上の説明にもある通り、やはり敵に侵入されないように施された工夫のようです。
旧東海道上にある宿場町の入り口はこのようにクネクネとしていることがよくあるのですが、実際に体験できるのが歩いて帰省する面白いところ。
銀行の建物ですらこのような建物になっているのも面白いところですね。
歩行経路⑤ 17:05掛川宿→19:15袋井宿
掛川宿を出発し、次の宿場町である袋井宿を目指します。
袋井宿は実は53次の中で京から数えても江戸から数えても27番目の宿場町であり、ちょうど真ん中の宿場町なのです。距離的にはまだ半分には達しませんが、ほぼ折り返し地点まで来ているという事実に勇気をもらえます。
天竜浜名湖鉄道の西掛川駅の高架を潜ります。実は西掛川駅は2021年の夏にうなぴっぴごーを見に来たついでにハンバーグ店さわやかが近い駅のため偶然降りたのですが、まさかまたここで同じ道を通ることになるとは思いもしませんでした。
当時の人々を守ってきた松の木を抜け、
やっとこさ18:20頃袋井市に突入です。まだ2つも宿場町を残しているのにあたりは暗くなり始めます。泣きそうでした。
60里目の一里塚を超えます。江戸から240km…本当によく歩けるな俺の足…
そして無事袋井宿に到着です!
袋井宿は上述の通り、ちょうど中間の宿場町のため、このように面白い名前の小学校もあります。
しかしこの時点で左ふくらはぎと右膝が悲鳴をあげており、正直見付宿まで歩ける気がしませんでした。なんで袋井止めにしなかったのかと自分を恨みます。
しかし翌日は雨。今日中になんとしてでも見付宿まで辿り着き、明日自分を楽にさせてあげないといけません。
とにかく体を休めるために一旦吉野家で腹ごしらえ。水を取りに行くのですらまるで討伐直前で足を引き摺るジンオウガのようになりながらヒィヒィ言いながら歩いていました。相当異様な客だったことでしょう。
吉野家を退店してもまだ足は痛いままです。(当たり前)
少しでも気を紛らわせるために近くにあったコスモスで湿布を購入。
ところで田舎の象徴ですよねコスモス。実家のすぐそばにもありますが現金しか使えないのが痛いところ…
しかし足の痛さには変えられません。1080円も現金飛んでいきましたよ、普段の僕なら1080円でカード使えないなら店を変えます。
歩行経路⑥ 20:40袋井宿→22:25見付宿(ホテル)
そしてコスモスを離れたのがおよそ20:40頃。先ほど購入した湿布を2箇所に貼り、歩みを進めます。この湿布購入は実は大正解で、ふくらはぎに関してはかなり楽に歩けるようになりました。
そのため右側の負担をできる限り小さくするように左足に若干負担をかける歩き方で進みます。
コスモスを出てから程なくして磐田市に突入。いける…歩ける…自分を励ましながら歩きます。
このように事件が起きてたら一緒に殺されるであろう超暗い道を通り、
見付宿に到着です………
満身創痍すぎて一刻も早くホテルに行きたい…と思いながらラストスパート2kmほどホテルまでの道のりを進みます。
とは言いながらも途中ベカベカに光る怪しい寺を見つけてせっかくならと立ち寄ってしまいます笑
旅行オタクの悪い癖です。
どうもこの寺は縁結びに効果があるらしく、中には500年以上前から生えている木もありました。幹がこれまで見てきた木と違って段違いに太く、触れながら「昔の旅人のことも守ってきたのかな…?」などと考えていました。
そしてやっとこさでホテルに到着です。
荷物を全部投げ出し、近くにあったファミリーマートへ。
色々とご支援をいただいていたのですが、いいタイミングでファミリーマートが全然なく、使えてなかったチケットを消費。
6円でこんだけ飲み食いできるのありがたいですね…
余談ですがおバカなきつねうどんは支払いの6円をクレカで切ってしまいました。しかしこれはハズレで、実際はJALカードからチャージしたJMB WAONで払っておけば実質0.06マイルつきましたが気付きませんでした。というポイントオタク的ことを考える余裕もまだ残っていましたが、さすがにこれだけ長かった1日のことをブログにまとめる気力はありませんでしたとさ。
本日の歩行距離と歩数
歩行距離は合計48km
歩数は59067歩
貯まったJALマイル
かかった金額
食費
0円 朝ごはん
810円 昼ごはん
974円 晩ごはん
954円(内支援金948円) 夜食
宿泊費
4154円 Tabist IWATA Station Hotel
その他
150円 合格駅記念入場券
200円 道の駅きっぷ
1080円 湿布
合計
8322円(内支援金948円)
感想
人間無理をしてはダメです。このブログ次の日に書いているのですが、やはり膝の爆弾は今にも爆発しそうです。
幸いにも(?)3月12日は雨で10km程度しか進めないのでしっかりと回復させたいと思います。
明日の経路
予定は以下の通り。
Tabist IWATA Station Hotel→㉙浜松宿→快活クラブ浜松南口駅前店
約14km
ではまた明日(?)のブログでお会いしましょう!